器械運動 技の研究所 ~できるを楽しむ~

学校の授業でやる器械運動のわざを一つずつ紐解いていく!!

前転ができないのはなぜ??

みなさん ごきげんよう
こちら器械運動ラボです。

今回は前転ができない原因を追究していきたいと思います。。。。
これを読んでいる親御さん、小学校の教員の方、そのほかの人も是非前転ができない人に共有してあげてください!

前転といえば、みなさん小学校の体育の授業でやった経験があると思います。

おそらく、小学生が最初にぶつかる壁・つまずきであるに違いないでしょう。

さてさて、前転の難しさはどこのあるのでしょうか??

今回は「スムーズに転がれない」をピックアップしていきたいと思います。

まず一つ考えられるのがこれです。

前転をするときにまず頭をついて回ろうとするとと思いますが、その時につく頭の部位に注目してみましょう。
小学生低学年や小さい子供に多いのが、前転の時に頭頂(頭のてっぺん)をついて回ろうとすることです。

では、なぜ頭頂ではスムーズに回れないのか、、、
頭のつぎにマットに着くのは背中になります。詳しく言えば首の根本になりますが、頭頂の次に背中が着くとおそらく「ドスンっ」という風になると思います。それはすなわち、転がるための勢いをそこで失っていることになります。

最初にマットに着くべき部位は後頭部とされています。
後頭部であれば、頭頂に比べて背中までの距離が近いので勢いを失わずに転がれるはずです。


ちょっとまったぁぁっ!!

「おれは頭のてっぺんから着いてできるよ!!」

という方、いませんか??

確かについてもできます、、、が、条件があります。
それは、首の筋肉が十分に発達していること。

みなさん、頭倒立はご存知でしょうか? 三点倒立とも言います。
おでこ(額)と両手で三角形をつくって、三点で体を支えて倒立をする技です。
この技ができれば、先ほどのような発言もいささか可能となるでしょう。

ここでは小学生ができないことをイメージしてください。
まだ小さい子供達は、まだ体中の筋肉が発展途上にあります。
首の筋肉は然り、腕の筋肉も体を支える体幹も、多くを期待することはできません。

子どもたちにはゆっくりじっくりと、自らの力で成功するのを温かく見守りましょう。。。


今回は「スムーズに転がれない」をピックアップしましたが、上手く転がれない原因はこれだけではありません。

読むのも疲れたでしょう、、、 


別の機会でばしばし追及していきます、、、!!

ではでは~



**コメント・要望、質問などありましたらぜひぜひお待ちしております!!**